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http://modernlife.tokyo/toukaidaiyon-nishijima-slowball/
2014年夏の甲子園。
東海大四の西嶋亮太がテレビ画面から消えるほどの
超スローボールを投げて話題となった。
だが、この超スローボールについて
一部からは批判の声があったり、
厳重注意を受けたなどという噂が流れていた。
超スローボールの厳重注意・禁止はデマだった
東海大四の西嶋亮太のスローカーブは、
試合前から知られていた。
試合中投げた90km/hに満たないスローカーブは、
確かに打ちにくそうな球だと感じた。
しかし、1回戦の九州国際大戦では、
そのスローカーブよりもさらに遅い、
自称50km/h台の超スローボールを主軸打者に4球投じた。
これにはテレビ観戦者や甲子園の観客がみな驚き、
一気に話題となった。
逆に東海大四の選手たちはそれを試合前から楽しみにし、
試合中もまわりの反応を楽しんで、
リラックスできたのかもしれない。
だがこの試合後、ツイッターなどで一部批判の声もあった。
その内容は、
「相手をなめている」
「高校生らしくない」
といったものだった。
さらに、ネット上では
「超スローボールの厳重注意を受けた」
「超スローボールが禁止された」
という噂まで出回った。
批判の声があったのは事実だが、
厳重注意があったことや禁止されたというのは、
2回戦でも超スローボールを投げたことでデマだと証明された。
それだけ反響が大きかったということだろう。
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超スローボールは野球を変える?
150km/hを超えるような速球は誰もが投げれるわけではない。
ならば、この超スローボールなら誰でも投げれるのだろうか?
超スローボールの効果としては、
「打者の目線を上げる」
「打者との流れや間合いにワンクッション入れる」
というものらしい。
「打者の目線を上げる」効果は、
九州国際大の選手が次のボールが低く見えたという発言から、
本当に有り得ることのようだ。
そして「打者との流れや間合いにワンクッション入れる」というのも、
実際にプロ野球で超スローボールを投げている、
多田野投手が同様のことを語っている。
では、超スローボール誰でも投げられて効果もあるため、
野球を変える可能性があるのではと思うかもしれないが、
私自身はそれは難しいと考える。
なぜなら超スローボールは誰にでも投げられるとは思うが、
これを効果的に使うにはそれなりに実力が必要だからだ。
超スローボールはほとんどがボールと判定される球である。
いつでもストライクが取れるという投手でなければ、
逆に自分の首を絞める結果となってしまう。
また、超スローボールが流行ったとしても、
打者はボールから目をきるなどの対策も考えられ、
長い間通用するとは考えにくいからだ。
よって、超スローボールは抜群のコントロールを持った、
西嶋亮太だからできたのであり、
これが野球を変えるとまでは行かないのではないだろうか。
とはいえ、投手としての考え方の幅を広げてくれたのは事実で、
高校野球レベルの向上という意味では、
充分に影響を与えてくれたのではと思っている。
最後に・・・
東海大四の西嶋亮太が超スローボールを投げたのは、
投球パターンを増やしたかったからだそうだ。
だが、手が小さい西嶋亮太には投げられる球種が少なく、
他の投手とは違う球を選択しなければいけなかったようだ。
そうして考えた結果、超スローボールが生まれた。
球が速いとか体が大きいのは確かに有利なことだと思う。
何も考えずに正面から真っ向勝負していては、
力が強い方が勝つのは当たり前である。
しかし、西嶋亮太のように体格的に不利でも、
他の人がやっていないことをやってみることで、
活路が見出せる可能性もある。
もちろん、すべてがうまくいくことはないだろうが、
そうやって考え方を変えていくことも、
野球選手としての資質の一つだと感じた。
今野球をやっている小・中・高校生には、
超スローボールをマネするのではなく、
西嶋亮太の考え方をマネしてほしいと思う。
~西嶋亮太の関連記事~
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