九州国際大付の若生監督が、
2014年夏の甲子園で退任することとなり、
このまま監督引退も囁かれている。
理由は難病の黄色靭帯骨化症が原因のようだが、
ここで若生監督のこれまでの経歴や、
九州国際大付のエピソードを見ていきたい。
若生監督の経歴
若生監督はかつて埼玉栄高校や東北高校でも指揮を取り、
春と夏の甲子園でそれぞれ1回ずつ準優勝をしている、
高校野球ファンにはよく知られている名監督である。
現在プロで活躍する教え子には、
メジャーで活躍中のダルビッシュや、
ヤクルトの雄平などが挙げられる。
若生監督の教え方で特徴的なのはバントの構えだろう。
送りバントの際は下半身を深く沈ませ、
最初からガッチリ構える。
バントの構えは意外とフラフラしがちなのだが、
若生監督の教え方では安定しているように見え、
これは東北高校の選手にもよく見られた。
「基礎はしっかり」という考えがあるのかもしれない。
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九州国際大の部員に退任告白
若生監督は2007年から難病の「黄色靭帯骨化症」を患い、
現在も歩行に杖が必要な状態らしい。
その病気もあり、2014年の夏の甲子園を最後に、
退任することを決断したそうだが、
九州国際大の部員がそれを知ったのは2014年の3月だった。
この事実を告げられたとき部員たちは涙し、
まだ甲子園優勝経験の無い若生監督を、
最後の夏に監督を男にすると奮起したそうだ。
結束力を高めたのは黄色じん帯骨化症で苦しむ若生監督がナインに今夏限りでの退任を告げたことだ。「県大会で負けた試合後“ワシはやめる。これから本気でやらんと今まで教えたことが無駄になるぞ”と言われた」と主将の清水。ナインは打ちのめされたが「監督の最後の夏を甲子園で」を合言葉に立ち上がった。
今年の九州国際大の強力打線には、
そういった背景がある。
彼らの躍進にも注目してほしい。
最後に…
若生監督は九州国際大を退任することとなり、
難病も患っていることから、
そのまま監督業も引退とも見られていた。
しかし、本人は最後に東北で指導したい気持ちがあるようだ。
まだ監督としての情熱は失っていないらしく、
高校との縁や体の状態次第では復帰も有り得そうだ。
九州国際大の関係者にとっては少々複雑かもしれないが、
このまま監督をやめるにしろ続けるにしろ、
より多くの人に野球の素晴らしさを伝えてほしいと思う。
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